発がん性が疑われているグリホサートは除草剤成分としてしられる化学物質です。米国モンサント社が1974年に発売したラウンドアップという除草剤の有効成分として有名です。
もちろん安全性を確認されたものでしたし、米環境保護局(EPA)も、人間にがんを引き起こす可能性は低いという見解を示しています。その一方で、昆虫をはじめ、生態系への潜在的リスクを回避するための新規制の導入を提言もしました。それとは別に、世界保健機関(WHO)の外郭団体である国際がん研究機関(IARC)は、「人に対して恐らく発がん性がある」グループにグリホサートを分類しています。
昆虫や環境に対する影響としては、大量のミツバチが突然消える「蜂群崩壊症候群」の原因であると疑われていますが、反対意見も出ています。
様々な団体から異なる意見が出ている状況ではありますが、はちみつに残留していないことが望ましいのは明らかです。2020年の10月、12月と立て続けに、ニュージーランドから日本に輸入されたはちみつから、基準を上回るグリホサートが検出され、2021年1月に食品衛生法に基づく「輸入食品に対する検査命令の実施」を発表され、ニュージーランド産蜂蜜と加工品の全ロットを対象としたグリホサートの検査が現在(2021.06.27)義務付けられています。
弊社が取り扱っているGibbs社のKOTAHIマヌカハニーは、農地や牧場などの農薬を使う可能性のある場所から十分に遠く離れた清浄な自然環境で採蜜されているので、これまでグリホサートの検査で問題が起きたことはありません。