別記事にも記しましたが、本物のマヌカハニーは希少で、多くは偽物です。ニュージーランドの第一次産業省による2014年のレポートによれば、一年間に約1,700トンのマヌカハニーが生産されているのに対して、世界市場では、10,000トン以上[1]のマヌカハニーが売られています。また、同時期のイギリスで消費されるマヌカハニーは年間で約1,800トン[2]であり、ニュージーランドでの総生産量とほぼ同じか、それよりも多いくらいであって、過半数が偽物でなければありえない数字となっています。実際に、UMFはちみつ協会が行った調査でも、ニュージーランド国外の市場で入手したマヌカハニーの多くがラベルに表記された通りの品質ではない偽物であったことが分かっています。
海外のサイトでは偽物のブランドなどについて名指しで挙げているところもありますが、弊社としては他社のネガティブキャンペーンは望みませんし、情報はどんどん変わっていきますので、現状で信用できるグレードの指標と、業界団体の認証についてご紹介させて頂きます。
【グレード】
以前からNPA, TA, Bio Active, KFactor或いは何の説明もなくただ数字とプラス記号だけでマヌカハニーのグレードを示す製品がありました。普通のはちみつにもある過酸化水素の抗菌作用とは別の成分による抗菌作用の部分を評価しようとして規格が乱立したためです。
現在は有効成分として知られるメチルグリオキサールの含有率から定義したMGO(MGなどと表記されることもある)と、UMFはちみつ協会が認証したものが信頼できる指標と考えられます。UMFの数値は従来はNPAと同じ方法で定義され、数値はNPAと一致するものでしたが、現在では定義方法なども改良されて、メチルグリオキサールの含有率に基づいて、他の成分の含有率等にも基準を設けて反映しています。
【認証】
UMFはちみつ協会が認証しているものが安心です。ニュージーランドの業界団体であるUMFはちみつ協会の認証がある製品が安心できます。もちろん、同協会に所属していない企業からは、既得権益団体などとの批判もありますが、第三者機関としてマヌカハニーの品質や生産方法などを認証できる団体としては、現在信用できる唯一のものです。
せっかくの高級品ですので、皆様には、是非安心のできる本物のマヌカハニーを入手して頂きたいと思います。宜しければ、是非KOTAHIプレミアムマヌカハニーをお選び下さい。マヌカハニー独特の香りが濃く、ご満足頂けるものとお勧めできます。
参考
[2]"THE MANUKA HONEY SCANDAL" from INDEPENDENT by Simon Usborne Wednesday 02 July 2014 00:11
[3]"Fake manuka honey threatens industry" from stuff by ROB STOCK14:56, Apr 23 2012
[4]"Avoid These ‘Fake’ Manuka Honey Brands" from Manuka me better